作り方も簡単!里芋湿布の効果・効能
|里芋湿布とは|
「食べていいものは、つけてもいい」なんて言葉もありますが、昔から里芋の貼り薬は「湿布の妙薬」といわれ、打ち身やねんざなどの腫れをひかせたり、体内の毒素の吸い取りに使われてきました。このペースト状に練った里芋を、「里芋湿布」といい、または「里芋パスター」ともいわれています。「パスター」とは「貼り薬」を意味しています。自然療法として根強く人気の「里芋湿布」の作り方や使い方などをまとめてお伝えします。
|里芋湿布の効果・効能|
里芋湿布は、腫れ物のような熱を帯びた炎症のような痛みや、内臓の痛み、のどの痛み、ねんざ、乳腺炎、神経痛、リウマチ、ガンなどの特効薬といわれています。。
また毒素の吸い出しにも優れていて、歯痛のような腫れ物など、あらゆる汚血(酸化した古い血、毒素)の吸出しに使われてきました。
特にガンの場合でも皮膚の毛穴を通して毒素が吸い出され、パスターが真っ黒になるそうです。そんな驚くべき効果も報告され、注目されています。
まとめると、こんな症状の時に効果的といわれています。
咳 ガン 捻挫 喘息 乳腺炎 授乳 母乳 アトピー 打撲 腹水 鼻づまり 粉瘤 腱鞘炎 かぶれ 胸やけ おたふくかぜ
おでき 痔 骨折 打ち身 やけど 炎症 神経痛 痛風 盲腸炎 腹膜炎 耳下腺炎 顎下腺炎 肋膜炎 足のむくみ 子宮筋腫etc
|里芋湿布の作り方|
里芋湿布は、里芋をすりおろして、おろし生姜と小麦粉を混ぜて作ります。
ガンや腫瘍、ポリープの手当てには欠かせないもので、生姜湿布とセットで施すと効果的です。ほとんどの病状の場合、先に生姜湿布を充分して血管を拡げ患部を温めてから、そのあとに行うのが良いとされています。
また、今では水を加えればすぐできる粉末の「里芋粉」が生姜粉末入りで市販されているので、家庭で常備しておくと便利です。
生の里芋を使う場合
① 生の里芋を使う場合は、大きめの里芋1個に、生姜を親指大のものを1個、小麦粉と水を適量用意します。
② 里芋をすりおろし、次に生姜もすりおろします。
③ これに小麦を加え、少しづつ水を注ぎながら、耳たぶより少し柔らかく練ります。患部に貼ると体の熱ですぐ柔らかくなり、流れてしまうのので、固めに作ります。
里芋粉を使う場合
① 里芋粉をボールに入れ、少しづつ水を加えて、同上に耳たぶより少し柔らかく練ります。
② 大豆健康食品の寿元(じゅげん)を1割程度加えてみるのも、相乗効果や香りも良くなりおすすめです。
打ち身、おでき、ひじやひざ、手足の指などの関節が赤くはれて痛む時、盲腸炎の初期、急性腹膜炎で腹部に熱をもち、きりきり痛んではれた時、骨折やねんざ、やけど、耳下腺炎、顎下腺炎などの場合は生姜湿布を施さず、里芋湿布のみを施すのが良いです。
|里芋湿布の貼り方|
貼り方
① 丁度よい固さ(耳たぶより少し柔らかめ)に練った里芋湿布を、木綿の布かキッチンペーパーにのせ、菜箸で5ミリメートルくらいの厚さになるように塗り広げ、患部に貼ります。皮膚が弱い方はガーゼを1枚はさんで貼るとよいでしょう。かぶれやすい方はる前に患部にごま油を塗ってください。(かぶれやすいのは皮膚が陰性なため。砂糖、果物などの陰性食品の摂取を控え、穀菜食の実行を。)
② 粘着テープ、包帯、サポーター、腹巻きなどで固定して、ずれ落ちないようにしましょう。
③ 里芋湿布の有効時間は4時間です。(早めに生姜湿布と次のパスターの準備を)。
④ ガンのように重症の場合は1日3回貼るようにし、夜は寝る前に貼ったら、朝まで貼っておきます。
重症時には1日4回、軽症時は1日2回、慢性疾患の場合は1日1回を目安に、様子を見ながら加減しましょう。
⑤終わったら、貼った箇所をよく洗いましょう。
里芋湿布の作り方や貼り方は以上ですが、いかがでしょうか?
ぜひ必要と思われる方は実践してみてくださいね。自然の力による吸出しで、心地よくなりますよ。
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