塩うがいで、のどの痛みや風邪・口臭予防!効果とやり方とは

塩うがいで、のどの痛みや風邪・口臭予防!効果とやり方とは


気温が下がって寒くなり、空気が乾燥してくると、風邪やインフルエンザなどでのどを痛めることも多くなります。

その予防のためには、病原菌やウィルスを体内に入れないように除菌や殺菌をしたり、のどに適度な潤いを与えてあげることが大切です。

また、口内の悩みとして、口内炎や口臭、虫歯、歯周病などは、口内の常在菌バランスが崩れないように、予防やケアをしてあげることが重要ですが、それらに有効で誰にでも簡単にできるおすすめの方法が、

「塩うがい」です。ここでは塩うがいの効果ややり方についてまとめてみました。




塩うがいのすすめ


「うがい」の語源は、岐阜県の長良川での鮎漁で有名な「鵜飼い」からきていて、鵜に水中で鮎を飲み込ませて、

その後に吐き出させる様子が似ているところから「うがい」と呼ばれるようになったそうです。

一度口に含んだ水を吐き出すということですよね。


一般的には、うがいは水で行うだけでも、病原菌やウィルス、ゴミを体外に出したり、

乾燥したのどを潤して〝いがらっぽさ〟を解消したりと、のどの調子を整えてくれます。


市販のうがい薬もその殺菌作用や抗炎作用によって、のどや口内の健康を予防してくれますが、

その強い殺菌効果によって殺菌しすぎてしまうと、むしろ口内の常在菌の良い菌までも殺してしまい、

病原菌やウィルスを侵入しやすくしてしまったり、口内やのどの粘膜細胞を破壊してしまう恐れがでててきてしまいます。


そこで、おすすめなのが、昔ながらの「塩うがい」です。ほどよい殺菌効果も持ちながら、口内やのどを浄化してすっきりさせて、

しっかり予防してくれます。塩自体が、普段から口にする食品ですから、安心して使用できるところも良い点ですよね。






塩うがいの効果とは


通常はのどの粘膜と繊毛が、入ってくる異物を捕まえて体内に入らないようにしてくれています。

口から入ってきたチリやホコリ、病原性の微生物をまず粘膜が捕らえてくれます。

それから、線毛の運動で身体の外にこれらの異物を追い出します。

喉がイガイガして咳をするときにも、この線毛が働いてくれています。

うがいには、線毛や粘液についたチリやホコリ、微生物や菌、絡んだ痰を粘膜ごと体外へ出してくれる効果があるんですね。

また、のどを適度に刺激して粘液の分泌や血行を盛んにしてくれたり、潤いを保つことで線毛運動の衰えを防ぐ効果ももたらしてくれます。



<風邪やインフルエンザの予防に効果的


うがいは風邪やインフルエンザの感染予防に効果があります。

特に塩には殺菌作用があるので、塩水うがいをすることで、喉に付着した風邪のウイルスをやっつけて、洗い流してくれます。

また、喉の奥が潤うことで、風邪のひき始めによく感じるのどのいがらっぽさも抑えることができます。

とはいえ、風邪やインフルエンザをしっかり防ぐ目的なら、薬用効果が高いうがい専用液を使うのも良いでしょう。



<塩水でのうがいは予防だけでなく、口内炎などの発症時にも効果的


のどの痛み

空気の乾燥した状態の中に居続けると、のども乾燥して、次第に痛みを感じてきます。

日本では「手洗い・うがいで風邪やインフルエンザを予防しよう」と推奨されていますが、

その理由は、日本の冬季は湿度が20~30%くらいまで乾燥するので、うがいによって喉に潤いを与える効果があるのも理由の一つでしょう。

さらに塩水でうがいすれば、のどの炎症を起こしている組織から、浸透圧によって余分な水分を取り出すことで、扁桃腺の腫れをはじめ、のどの痛みを和らげてくれます。


口内炎

口内炎ができてしまったときは、あまりの痛さで歯ブラシも使いづらくなったり、口内炎近辺を洗いづらくなることができない場合が多くなり、口内が不潔にしてしまいやすくなってしまいます。

不潔な状態が続いてしまうと、それだけ口内炎の治りも遅くなってしまいます。

そのため、口内炎ができてしまったときは、『塩うがい』をして口の中を殺菌して、綺麗な状態を保つのがおすすめです。

塩水でうがいをすると、少しだけ塩水が炎症にしみる可能性もありますが、口内を清潔にすることで結果的に痛みを和らげることもでき、その殺菌効果で、口内炎の治りを早めることができるといわれています。


口臭

『塩うがい』にはさらに効果があり、口臭を抑えるとも言われています。

塩による殺菌効果が働くことで、口の中を綺麗に保つことができ、口臭を抑えてくれるのです。

また、殺菌効果だけでなく、塩には唾液の分泌を促す効果もあるので、唾液の少なさで起こる口臭にも対処することもできます。

ただし、こまめな塩水うがいやオーラルケアをしても改善しない場合は、嫌な口臭の原因は口の中だけにあるとは限らないので、他の原因も探ってみた方が良いでしょう。



<うがい用塩水の作り方>


材料   (1回分)  

・水(ぬるま湯)・・・ 100ml程度

・天然塩・・・ 1g弱ほど

これらをよく混ぜて、うがいをする直前に作りましょう。化学塩のような塩化ナトリウム(NaCl)の純度の高い塩は、血圧など体に負担がかかることもあるので、適度にカルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラル成分を適度に含んだ天然塩を使うことをおすすめします。


分量は厳密でなくて大丈夫ですが、 最適とされる塩分は生理食塩水と同じの0.9%です。

100ccの場合は、0.9グラムの食塩が理想になります。あまり濃すぎるとのどの粘膜を傷めることもあるので注意しましょう。

また、冷たい水だと塩が溶けづらいのと、のどを痛めることがあるので、なるべく体温に近いぬるま湯を使いましょう。





<塩うがいのやり方>


1.塩うがいをする前に、まず口の中にある食べかすやチリやホコリなどを取り除くために、塩水を口に含んで口のみをブクブクとゆすいで、吐き出します。


2.再び塩水を口に含み、今度は上を向いて喉に塩水を届かせるイメージで、ガラガラと20秒くらいうがいをして、吐き出します。


3.残っている塩水で、このガラガラうがいを3回繰り返します。



このガラガラうがいを最低でも3回行うことで、口腔から喉までスッキリします。 





<塩うがいの頻度>


風邪やインフルエンザが流行る時期や、風邪をひきやすい人は、外から帰って来るたびに、手洗いと共に塩うがいをしましょう。

室内で過ごしている時も、寒く乾燥している季節ほど、1日3回以上を目安にうがいをするとよいです。

手軽に塩うがいができるように、洗面所に塩を密閉容器に入れ、おいておくといいでしょう。




塩うがいに最強の効果!超還元イヤシロソルトで塩うがい


口の中には、腸の細菌のように、約300種類、約1000億個もの常在菌が生息しているといわれています。

菌には良い働きをする菌もいれば、虫歯菌(ミュータンス菌)や歯周病菌(ジンジバリス菌)のように、増殖すると悪さをする菌も多くいますが、

口内を健康的に保つには、口内を清潔にして、この常在菌バランスを正常なバランスで保ってあげることが大切になります。


市販のうがい薬などは、強い殺菌作用がある反面、この口内の常在菌バランスを壊してしまう恐れがあります。

塩なら体に必要な油分や常在菌は残しつつ、汚れをきれいにできるので安心です。


また、塩うがいに使用するおすすめの塩は、前述のとおり天然塩ですが、天然塩の中でも、還元力に優れ、口内の常在菌の虫歯菌や歯周病菌などの繁殖を抑えて、善玉菌を増やしてくれる「超還元イヤシロソルト」がおすすめです。

「超還元イヤシロソルト」を使えば、高い抗菌作用や浄化作用があるのはもちろん、口内の常在菌バランスも整えながら風邪やインフルエンザの予防に働き、通常の塩よりもさらに高い効果を発揮してくれます。


<超還元イヤシロソルト>



塩うがいをした後はチリやホコリ、ウイルスや雑菌などの異物を洗い流してくれるだけではなく、口内を浄化して清潔にして風邪やインフルエンザの予防をしてくれたり、

喉が潤って口の中もスッキリするのでとても気持ちが良くなります。


手軽にできて効果も高い「塩うがい」を、是非生活習慣の中に取り入れてみて下さいね。


前のページへ

←「作り方も簡単!里芋湿布の凄い効果・効能」へ